印象に残った映画を厳選してご紹介しますの。

eatrip/監督:野村友里

大好きなフードディレクター野村友里さんの初監督作品。

シンプルに生きよう。

観終わった後、なぜかわかんないけど、そう思いました。

『食』って生きる上で一番基本的なことだからかなぁ。

 

うまく言えないけど、とってもいい映画でした。

料理をしてる手元をアップで映しているシーンが印象的。

音もそのまま入れていて。

 

監督の野村友里さんのこと、

いつもは『友里ちゃん』と馴れ馴れしく呼んでます。

友達でも知り合いでもないのに。えへへ。

でもいつか友達になって、友里ちゃんの作った物を頂いてみたいわー。

川の底からこんにちは/監督:石井裕也

とっても元気が出る映画でした!!

予告を見た時から、絶対観ようと決めていて、

実際観たら、期待以上に面白かった!!

 

満島ひかりちゃん、ほんとに素晴らしい!彼女は大物です!

体当たりの演技がとても迫力ありました。

これの前に公開された『カケラ』も観たけど、

こちらの方が、ひかりちゃんの芝居が断然よかったなぁ。

元アイドルとは思えない。勉強になります!

 

工場のおばちゃん達の中に、わたしも居たかったよう。

↓しじみ工場の社歌が聴けますよ★

http://kawasoko.com/

 

悪人/監督:李相日

「観応えのある作品」一言でいうとこんな感じ。

 

小説の印象が強すぎて、

映画を観るのがちょっと怖かったんです。

でも、TVでたまたま見た予告の一部に、

森から灯台を見上げているショットが映り

「あぁ、あの灯台ねー」

とフツーに思った次の瞬間、

「ん?なんでわたしの頭の中にしかないはずの、

 あの灯台が!?」

わたしのイメージと一致していたんですねー。

なので、これは観た方がいいのではっ!?と思い、

慌てて映画館へ。

 

………。はぁぁぁ…。  すばらしかった!観てよかった!

脚本に吉田修一さんが参加していたこともあるのでしょう、

原作のイメージがそのままでした。

だからわたしのイメージも全く壊されず、とっても夢中に観れました。

 

キャストが素晴らしい。

深津絵里さんはカンヌで主演女優賞を取ったけど、

わたしは妻夫木聡さんにも、主演男優賞をあげたい!!

妻夫木聡さんは本当に「祐一」でした。

わたしの中の祐一は妻夫木くんとはちょっと違うイメージだったけど、

映画を観たら、妻夫木くん、いいじゃないか!となりました。

目つきが祐一だった。スバラシイ!ぱちぱちぱち(拍手の音ね)。

 

脇を固める俳優さんもほんとすごい。

柄本明さん、ずるいですよ。あんな表情をアップで見せられて。

樹木希林さんも、あんなおばあちゃんやらせたらもう!!

光石研さん、余貴美子さん、塩見三省さん、松尾スズキさん、満島ひかりちゃん、

もうもう、あんたたち、ステキだよっっっっっ!!

 

そんな訳で、ほんとに観てよかった。映画館で観てよかった。

と思える映画でした。

あー悪人には何度もいろんなものを頂いたわー。