印象に残った本を厳選してご紹介です。

すーちゃん/益田ミリ

等身大のすーちゃん。ものすごく気持ちがよくわかる。

本の裏にも「共感度120%」と書かれているけど、ほんとだわー。

 

「ハー」とついちゃう溜息が、とてもよくわかる。カワイイ。

基本的には善良だけど、時々イヤな人にもなっちゃう。

とっても人間っぽい。お友達のまいちゃんもとてもいい。

 

いっぱい色んなことを考えて、ちょっとずつちょっとずつ、

何かを見つけていきます。

 

きっとわたしは、すーちゃんととっても仲良くなれると思う。

すーちゃんと一緒に、わたしもがんばろう!

横道世之介/吉田修一

すごく幸せを感じる本。

わたしも過去にどこかで世之介に会っていたんじゃないかしら。

ぱっとした男でもないし、これといって特徴もないけれど、

とても素直で悪気がない、愛すべきヒト。

読んでいると笑顔になってしまいます。

でもやっぱり最後は泣いちゃいました。

ノスタルジー、微笑ましー、そして胸がきゅん。

悪人とは全くテイストが違うけど、人物描写はやっぱすごい。

一人ひとりがとても魅力的。

世之介の世界にどっぷり浸かっていました。読んでいる間、ほんとに幸せだったー。。。

悪人/吉田修一

人物描写がスバラシイ!

同じ人物も、人によって見方が違うことを実にクリアに表現しているところにまずびっくり。

物語の展開もドキドキだけど、心理描写がお見事!

最後の十数ページは泣きながら読み、

読み終わった後、ラストシーンの映像があたまの中でぐるぐるして、

読後30分は泣いていましたよ。

すごいすごいすごい作品です!!

 

 

   この本を読んで2年3か月後、映画を観ることになりますが、

   そちらは映画のところを読んでくださいな。